花粉症
2025年03月24日
花粉症
今年はそこまで酷くないのかもしれないと油断したところで、うららかな日差しと共に奴らは猛威を振るい始めます。
このところ、四季がゆっくりと後ろにずれ込んでいるように感じるのは気のせいでしょうか。冬が暖かく、夏が長く思えるのは正しく地球温暖化を肌で認識しているなと、不思議な感動を覚えます。
立春を過ぎ、春の気配が忍び寄ってきたはずの三月に都心で降った雪が、寝坊して教室に駆け込んでくる同級生のようだなと思いました。ぎりぎりで冬に間に合っていなくて、ちらちらと控えめに降り積もっている様はなんだか気まずそうで。
なんて思っていたら、嘘みたいに晴れた日が一瞬で冬を連れて行ってしまいました。
生ぬるい風が、駆け込んできた冬のおかげで忘れていた辛い季節を思い出させます。本当に、春は厄介で好きになれないですね。太陽が出ている間は花も蝶もうれしそうで、心を浮足立たせる癖に、夜になると全部が嘘のように寒くて暗くて、花粉が辛い。
うそつきな季節だなあと思います。鼻水を啜る辛さと、咲き誇る桜の美しさが釣り合わないことに、なんだか納得いきません。
花粉症にはヨーグルトや納豆などの発酵食品が効くそうです。それをいつも春が来てから思い出すので、効果が出るのは次の春ですね。